貯水槽清掃の時期がきました。

給水設備 貯水槽

当ビルでは毎年この10月は年1回の貯水槽清掃の時期で、この定期清掃の時期を迎えると、「あぁ、年末がすぐそこまできたな」と

感じます。

 

ところで、この貯水槽清掃、当然断水が伴うためテナントに不便をきたさない様、当然のごとく週末の、しかも早朝(4:00~10:00)

作業で実施しているのですが、清掃作業を委託している業者によると、昨今の人手不足の状態での現場対応の難しさに加え、このコロ

ナ渦での作業人員の確保が今までのようにはいかなくなってきていることが伺えます。

 

つまりは、来年の実施分からは早朝作業で請け負うことができなくなるかもしれない、と。

理由は先程の人員不足により早朝作業ができる作業員の確保が対応できないかもしれない、ということらしい。

 

これまでテナントに迷惑が掛からないように当たり前のようにやってきた早朝作業が出来なくなることに、日中作業となるとほぼ丸一日

影響が出るテナントに協力してもらう必要が出てくるが、そういった変化にも臨機応変に対応して準備しておく必要が出てきました。

 

なにもこれは貯水槽清掃に限った話ではなく、深夜・早朝に実施してきた様々な設備の改修工事、受電設備の点検のための作業停電など

も順次そうなるかもしれません。

早朝作業ができる業者を新たに見つけることももちろん有りだが、今の業者との付き合いが30年以上と非常に長いことで、給排水設備の状況をよく把握していることからも、おいそれと、安易には変更するのも二の足を踏んでしまうのです。

 

色々考えた結果、日中作業によりいろいろな弊害は出るかもしれないが、これもビルの維持保全上及び衛生管理上必要な保守作業ということをテナントに理解してもらい、日中作業でまず実施してみるしかないのでは、と思います。

でも考え方次第では、この日中作業がマイナス要素ばかりとはいえないかもしれません。

夜間・早朝作業から日中作業に切り替えることで、人件費等作業コストを削減できたり、今まで見えなかったことが見えるということも

あると思うし、それが他の保全作業や改修工事に生かせるものが見えるかもしれません。

テナントにとっても同じで、これまで夜間・早朝作業で行ってきたビルの各部維持保全点検・清掃・改修等が日中作業になったことで、

実際どんなことをやっているのか知るいい機会でもあると思います。

 

まぁ、本音を言えば、これまで通りテナントに不便や迷惑にならない夜間・早朝作業が何の問題もないのだけど。

 

来年の実施はどうなることやら。

 

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