喫煙・分煙・禁煙

ビルの喫煙対策

近年、非喫煙者の煙草に対する健康被害の懸念が高まり、喫煙スペースを別に設けて分煙したり、全域禁煙を実施しているビルも最近増えているのではないでしょうか。

市役所・庁舎など公共施設では分煙から始めて、最近では喫煙エリアを廃して完全に全域禁煙に踏み切っている地方公共団体もありますよね。

 

一昔前のように、エントランスホールや各階ロビーに大きな灰皿を設置して自由な喫煙スペースを提供しているビルはゼロではないにしても、ほとんど見かけなくなっています。

 

オフィスビルという大きなプラットフォームに限らず、入居するオフィス・飲食店舗等も同じですが。

 

喫煙者には気の毒で、どこにいても喫煙スペースを見つけることがとても大変なのではないかと思います。

かくいう私も、タバコを辞める20年前までは喫煙歴の長いヘビースモーカーだったので、喫煙者の辛さはよく理解しているつもりです。

 

しかし煙草をやめてからというもの、タバコの煙、臭いがほんと嫌になりました。

自分もかつて不健康で、こんなに煙草臭かったのかと。

やめてよかったと思える点は

➀咳こんだり、痰がからまることがなくなり、体調もよくなった。

②部屋や自分の周りを汚すことがなくなった。

➂煙草に縛られなくなった。

特に➂が自分にとっては大きなメリットに感じます。

自分が煙草をやめようと考え始めた頃には嫌煙の波が広がり始めて、吸う場所を探すのに苦労し始めたのと、旅先でも自分が吸っている煙草が売っているのか、吸う場所はあるのか?

そんなことばかり気にしていました。

今、喫煙している人も、「自分は何を言われようが煙草だけは絶対やめない!」という人も当然ながらいるだろうし、「本当はやめたい。でもやめられない」という人もきっといるでしょう。

最近では電子タバコも進化し、ニコチンも煙もほとんど出ない電子タバコを愛用している喫煙者も増えているが、施設の管理者や非喫煙者から見たら電子タバコを吸うのも同じようなものという対応になっているのが実情です。

 

話がずれてしまいましたが、当ビルでは15年位前から、館内の完全禁煙をとっており、館内共用部分及び外側でもビル敷地内であれば全域「禁煙」としています。

未だに喫煙者は少なくないこともあり、どこかのフロアに喫煙スペースを設けて「分煙」することも一時期検討したのだが、完全に臭いを密閉できるものではなく(煙を吸い込むロースターのような機器もあるのは承知しているのだが)、喫煙エリアを設けたことで同フロアのテナントの多くの非喫煙者から苦情が出ることは明らかだったので、検討をやめました。

 

そしてビル隣には公園(市が管理)があり、実はそこも禁煙エリアとなっているのだが、そこに、当ビルテナントや近隣からも喫煙者が来て常に喫煙場になっています。

 

最近になって、外に大型灰皿を設置して長い間喫煙スペースを設けていた近隣のオフィスビル数ヵ所もそのスペースを撤去しており、お昼休みになると喫煙場所を探し求めている喫煙者で更に集中することも。

町内会の方も公園を毎日見に来ており、吸殻や缶コーヒーの空き缶を拾い集めています。

良識のある喫煙者も居るでしょうし、喫煙場所が無く、申し訳なさげに吸いに来る人も居るのはわかるのですが。

 

こういった問題はどこにでもある光景なのでしょうし、だからといって放置もできません。

非常に悩ましい問題であります。

かつてヘビースモーカーだった自分に、せめて「やめられるものならやめたい」と思っている喫煙者に、何かできないだろうかと色々考えてます。

 

テナント喫煙者に向けて禁煙セミナーの開催を検討してみようかと思います。

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