オフィスビルのコロナウィルス対策

目次

新型コロナウィルスについては政府による緊急事態宣言解除後も東京を中心に地方にも感染がまた拡大している状況ですが、現在当オフィスビルで対策している入館者へのコロナウィルス感染拡大防止措置を幾つか挙げてみたいと思います。

①マスク着用のお願い

②消毒用アルコールの使用

③非接触型体温測定器の使用

④エレベーターの乗用人数制限

⑤歯磨き時の飛沫飛散防止

これらはビルの共用部分での感染防止対策になります(テナントさんの貸室内ではそれぞれテナント側にお願いしています。)。

①のマスク着用について。今やこの状況でマスクは皆さん当たり前に装着していると思いますが、当ビルでは正面玄関・夜間通用口等ビルのすべての出入口扉に「入館者の皆様へマスク着用のお願い」という表示を貼付しています。

表示については当社はエクセルでA4サイズの表示を製作しましたが、ネット上でそういった表示サンプルをダウンロードすることもできると思います。

②消毒用アルコールについて。全てのフロアのエレベーターホールに消毒用アルコールボトルを設置しています。

設置に際して、まず消毒用アルコールは清掃業者に発注してから納品まで2カ月ほどかかりました。

そして、アルコールを置くための小さなテーブルも設置場所の分だけ購入。設置場所はエレベーターの前に。ほとんどの入館者がエレベーターに乗る前に手のアルコール消毒をしています。

これだけでも感染防止になりますよね。

次に、③非接触型体温測定器について。写真のこれが非接触型体温測定器です。

これは最近導入したばかりで、LM TOKYO(株)が販売している「AI検温モニター KAOIRO(カオイロ)」という製品で、本体の前に立ち、上部モニターに表示されるフェイスラインに顔を合わせると、検温開始。

すぐに「体温36.2℃ 正常な体温です」と表示と音声案内します。

体温が37.5℃以上の場合、警告音とともに「異常体温」と表示されます。

この場合、その後ビルから退館して頂くか、何らかの行動をとって頂くかはそのご本人の意思となりますが、当社ではこの測定器の横に「異常体温の方は新型コロナウィルス感染症相談窓口に TEL〇〇〇ー〇〇〇〇」という案内を貼りだして対応しています。

尚、マスクを装着していない状態で測定器の前に立つと、「マスクを着けてください」と音声案内が発せられます。

設置場所はエントランスホールの入館者の目に留まりやすいエレベーター横の設置しました。

共用部分に設置しているビルがまだ少ないせいでしょうか、気付かずに通り過ぎる人も少なくありませんが、徐々に使用される方が増えるのではと思います。

④エレベーターの乗用人数制限について。これもあくまで利用者の方に「ご協力のお願い」ということになりますが、特に「三密」になりがちなエレベーターは最多で2名まででお願いしています。

2名というのは少ないようですが、特に当ビルのエレベーター(2基)のカゴの内寸が1.5ⅿ四方(定員7名)という、割とコンパクトなサイズから検討した結果ですので、これはビルごとにエレベーターのサイズも違いますので、あくまでも参考にして頂ければと思います。

ただ、実際に利用者すべてが乗用人数通りに守られているかは分かりません。

⑤歯磨き時の飛沫飛散防止について。入居テナントの方達が昼休みに給湯室又はトイレ洗面台で歯磨きをしていますので、うがい後吐き出す際に飛沫が周りに飛散します。

これについても対策必要と判断。まず、うがい後吐き出すときは腰を低くし、流すように静かに吐き出し、その後消毒用アルコール(給湯室とトイレに追加設置)を散布していただくよう、テナントの方に文書及び口頭でご協力をお願いしました。

①~⑤まで当ビルの対策をお話ししましたが、ビル内で(或いはテナント内であっても)、一人の感染者が発生した場合の様々な影響を考えると、まだまだ出来ることがあるのでは、と思います。

そして今後は、トイレ洗面台の水栓を既存のレバーハンドル型からセンサー式の自動水栓に改修を検討しています。

以上

 

 

 

 

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